子供の思春期について考える


私達発達障害児を持つ親として考える事は、もちろん肉体的な成長などについても親としては戸惑いながらも喜ばしい事ではありますが、一番に考えなくてはならないのが心理面ではないかと言う事。


思春期の特徴として、


今までの「親への依存から自立」への道が一番最初に現れるんだと思います。


ある意味反抗期って事ですね。


親に頼る事をせずに一人で解決しようとしたり、親と距離を置きたがるようになります。


色んな「大人」の言葉に過剰に反応したりもします。


それは大人への親の「矛盾」を知りそれについて自分の中で「葛藤」する。。。


その葛藤がまた親への大人への反抗に繋がる。。と思っています。


まさに今、我が息子もその渦中にいる一人です。


色んな事への葛藤が始まり、自分の中でうまくまだ処理が出来ないので、苦しむ。


当然その疑問や矛盾は親へとぶつけられてくる。


親は、正論で答えようとしてもそれは一種の子供だましでしかないわけで、余計に子供は葛藤する。


加えて同時に自分自身に対しての対峙も始まりました。


きっと、息子にとっては一番の壁なんだと思います。


自分自身の持つ特性と向き合う事、どうして?何故?から、どうしたらいい、こうしたら自分が楽。。そう言う所まで自分で考え、持って行かなくてはなりません。


しばらくはこれの繰り返しなのかな。。とも思っています。


その葛藤の中で、どれだけうまく自分の中で処理されていくのか。


そのたまるストレスをどれだけうまく処理していくのか。


そのストレスのはけ口を自分で探すのも難しいお子さんもいるでしょう。


親の隠れた手助けは必要かもしれません。


とはいえ、我が家ではそのストレスのはけ口として、ただ友達と過ごす時間を持つ。。こう言う事しか今は手立てはないのですが。


なるべく友達と過ごす時間を作って、内に籠る事が少なくなるようにはしていますが、なかなかどうして自分の内に籠るとそれは自分の中の対障害について考えるようになってしまっているのが現実。


昨夜も息子とは色んな事を話もしましたが、障害と言う事について学校での対処法や色んな事は心得て来ていて、またそれについても頑張っていても、今はその頑張ると言う事自体に疲れているのか、息子の中での自身との対峙が始まっています。


来るべき時が来た。。と言う事でもあるんでしょうが、なかなか手ごわいと言うのも現実です。


あまりそう言う時期に、息子に口頭で理論的に出来るようになってきたじゃない!と言う事を話しても全くもって響きません。


とりあえず今朝は息子が登校した後に、プリントに時系列での成長を作りプリントしました。


それを見て、しっかりと段階を経てここまで成長してきている事、今まで過ごしてきた年月よりもこれから過ごす年月の方が長い事、私が口出し出来るのはそう言う意味での息子の特性、所謂障害の部分だけと言う事になると思ってもいます。


もちろんまだ10歳と言う5年生なので、生活の中で色んな事は口出しはするとは思います。


宿題終わった?とか、勉強終わった?時間割の支度は出来た?抜けはない?とかね。


それすらうざいと思われるようになってきたら、その時が完全に口を出すのを辞める時かな?とも思ってます。


少しだけ見えるようになった想像が出来るようになった将来に対しての不安、今の自分と今の周囲との違いを察知し、その違いに対しての不安、これでいいのか?色んな事に対してこれでいいのか?と自問自答するような不安。


不安ばかりに陥っていたら、そのうち大変な事にもなるなぁと思いつつ、一つずつ対処とは言っても、結局そこを乗り越えるのは本人であり自分自身であるので、息子の頭の中や心の中までは私は開いて見る事も出来ないので、色んな歯がゆさを抱えています。


そこで、あーだからこーだからと勝手に親が方向性を位置づけてしまったら、自分では歩く事が出来なくなるので。


自分で自分の道を探す事が出来なくなると私個人は今直面した思春期を迎えた息子を見ていて感じています。


一度にたくさんでなくてもいいから、一つ一つ目の前の不安視している事から逃げずに、たまには息を抜きながらしっかりと自分に対峙して行って欲しいとも思います。


今年、今季の1年間は楽に過ごせそうな〜んて簡単に考えていた私。


早速新しい乗り越えなくてはならない壁が立ちはだかっています。


これからの数年間は、息子の思春期をうまく乗り越えるべく、後押ししながら一緒に向き合って行こうと思います。


小学校5年生の後半にいて今こうなのだから、中学生とかになったらどうなるんだろう。。。


本当に、予測すら出来ません><


やっぱり。。母はゆっくりできる暇はないのね。。><