巷が騒がしいようで^^;


一度はベッドに入り寝ようと思ったのですが、どうにも今夜は起きてなきゃいけない事があり、起きて来てネットサーフィンをしつつ、色々と思う事があったので。


先日、「子どもに広がる向精神薬の被害」と言う番組があると言う事は、友人から連絡を頂いて知ってました。


が、結果的には見る時間がなかったので、私は見てはいないのですが、案の定想像通りの内容だったようですね。


私は、基本的に有益な情報であれば番組も観たいけれども、その後荒れそうな物であれば観ない事にしています。


自分の中の軸をブラさない為に。


息子は、小学校1年生の運動会前からリタリンを服用始め、1年生の初冬にリタリンと変わり処方されるようになったコンサータを服用しています。


切欠は、息子が自分と周囲との違いに気が付き、自分は何故?と言う疑問を持ち始め、自分が起こしてしまうトラブル。つまり周囲に対する迷惑行為に悩み始めた事が切欠で、お薬があると言う事を聴きつけた息子が、服用したいと言う風に言いだしたからです。


多分ね、息子がここまで自身を顧みず、親もこれが特性だから。。で終わらせていたら、きっとお薬は服用しなかったでしょう。


ですが、支援級希望を蹴られ、普通級に入った以上は、ある意味の発達障害を持つと言う甘えは許されないと1年生に入学する時に悟りました。


息子の場合は、「本当に彼は運がいい!!」と私は感じているのですが、1年生の頃の担任は、お薬を服用するようになるまでもそうでしたが、服用するようになってからも、色々と調べてくださり「お薬を飲めば治るってものじゃないそうですね、お薬を飲んで頭の中がクリアになっている時に、正しい言動、色んな事を教え込む、そして本人がその特性上で出来にくい事を出来るように支援していかなくてはならないんですよね」と言う風におっしゃって下さり、その言葉は担任の先生のみならず、月1回だったかである学校全体の先生方の中である「気に掛けてあげたい子」に対する指導。。。と言う話し合いの中で、全校をあげて一貫した指導をして頂いた。。と言う事もあります。


その先生方の気持ちを裏切らないように、お薬は息子にとても良く効いてくれました。


医師からは服用したからと服用した全員が効くわけではないけれども、息子さんはある意味100%ADHDで、純粋なADHDなので、息子さんには合うと思います、と言われてました。


当時は、純粋な??と言う言葉の意味が良く解りませんでしたが、スペクトラムである以上、自閉傾向などを併せ持つお子さんもいらっしゃるそうで。。。


それがどういう意味を表すのか??と言う事も良くは解りませんし知りませんが。


そして、息子は18ミリから始めたコンサータを最大36ミリまで増量して服用してました。


増量する事に全く違和感がなかったわけでもないし、そもそもこういう強いお薬を服用すること自体に違和感もありましたし、親として辛かったですし、本当に飲ませずに済むのであれば。。と何度泣いた事か。。。


ですが、医師の言葉は、お薬と言う物は個に対しての適量があり、それは体格によってとか、色んなものがあります。


親が決断して、本当なら飲ませたくないお薬を飲ませる上で、効かない量を飲ませていて、意味はありません。


服用させるのであれば、効いて、学習出来て、彼にとって得るものが多い状況を作らなくてはなりません、その為に学校側もそれだけのフォローをして下さるのですから、今は親が迷っている場合じゃないですよね、迷うのなら辞めさせた方がいい。。。それが医師の言葉でした。


で、今小学校6年生なわけですが、最後の仕上げに入っています。。。学校側が!!


お薬を服用する上で、なかなか難しかった事は「忘れ物」のみだったのですが、これをお薬を服用しなかったらどうなるか??と言う事も含めて。


今、服用を辞めて2週間経ちます。


完全に卒業とは言いませんが、4年生の頃に無理やり卒業しようとしていたあの頃と比べたら、服用時となんら変わりない日常を送りながら、自然に卒業へ向かっている??と言う現在です。


で、今残っている「忘れ物」に対して、担任の先生も完全に無くす!!と、色んな策を講じて下さっています。


私は。。。色んな方のブログを拝見したり、色んな記事を読んだり、人の話を聞いたりしながらも、本当に息子はラッキーだな。。と思っています。


一つは、地域に恵まれ、学校に恵まれ、担任の先生に恵まれ。


1年生の頃に築いた先生との信頼がより強固なものになり、6年生を迎えた。。。と思っています。


そして、息子のある意味信念とも言える、人に迷惑をかけたくない。。。と言う気持ちが強かった為に、色んな部分が引き上げられてきたんではないだろうか。。とも思います。


毎年のように担任の先生に言われる事は、物の善悪を良く把握し、理解し、そして自分の特性をも大人以上に理解し、これをしないようにするには、と、自身で考えられる。。。だから、この子はある意味考え方も全てに関して大人です。。と言われます。


自分の気持ちが落ち着かない時は、自分で自分がリラックスできる何かを見つけられる。。。それはただのクールダウンではなく、自分の何かに繋がるような物だったりもします。


個々人により、それは違うものだったりするでしょうけど、我が家の場合は、それが息子が好きなサッカーだったり、体操だったり、今は音楽だったりもします。


まぁ人から観ると、色々と変わるのね〜と言われそうな時もありますが、子は成長の都度、変わるもので、息子の場合は自分が今必要としているものは何か、と言う物も変わり、それに都度合わせて来た。。と言う感じでしょうか。


本当に、お薬に対しても育児の方法にしても、個々人により考え方は様々です。


最近私が発達障害故の息子についての記事を書かなくなったのは、これも私も色んな考え方が変わり、主張=正ではないと言う事がとてもよく解って来たから。


でも、子の成長を記したいから、ブログは書いてる。。。と言う感じでしょうか。


まぁ。。正直、LADさんみたく、有益な情報をお伝え出来るほどの物が何もない。。と言うのも正直あるんですけどね^^:(本当にいつも解り易く様々な情報が書かれていて、凄いなぁと思っています^^)


ただ、最近あちらこちらでたまに遭遇する強すぎる主張は廻りが混乱しますし、廻りを惑わせてはいけないとも思いますし、自分の一度抱いた信念は誰かに言われた物でもなく、誰かに相談したものでもなく、自分なりに自分の子に対して有益な将来を見据えた上で決めた事なので、軸をぶらすわけにはいかない。。と言うのも正直な考えです。


息子は極めて重度に近い中度のADHDと診断された子です。


でも、今の息子はADHDのえ。。。の言葉もよくよく探さないと見つからない子です。


お薬を服用していた年月が長かった(約5年間)にも関らず、こういう風に自然に卒業へ向けて歩いている子もいると言う事を知ってもらいたいと思いました。


最近、やけに否定的な事ばかりが目に付くので、何となく書いてみました。


まぁ、正直親の私から観ても、息子はラッキーボーイなのかも知れないとも思います。。。


でも、自分が望んだ将来像、小学校と言う学生生活をどのようにして行きたいか、と言う目標を一つずつクリアして行った彼の努力は言葉には出来ないほどのものもありました。


今は、ただ彼の無事の完全卒業を見守るのみです。