異学年との上下関係


これも息子関係のお話ですが、昨日面白い事がありました。


息子は1年生の時に、とってもお世話上手な3人兄弟の長男!と言う息子1年生でその子6年生と言う子達の異学年5〜6人で一緒に遊んでもらっていました。


最初はマンションの1年生は男子4人いますので、全員に声を掛けてくれた6年生だったのですが、結局その6年生が卒業するころには残っている1年生は1人か2人だったと言う感じです。


その子主催のイベントをするときは全員の子供達が呼ばれ、そのお宅の玄関には置ききれないほどの靴が置かれているのを観た事が何度もあります(笑)


私はそのお宅にイベントの度に子供達へお菓子の差し入れをしたりもしていたし、子供達から電話が掛かって来て劇のご招待を受けた事もありました(笑)


まぁ上級生らと遊ぶわけですから、付いていけない事も多々ありました。


ですが、息子は当時リタリンの服用を始めたのは5月から。


なのでその6年生から始め言われた事の中に、落ち着きがなくっていっつもテンション高いですね!と言われた事があって、遠慮なく叱ってね〜色々と教えてあげて欲しいわ〜なんか言いながら、とっても上手に息子の対応をしてくれながら、遊んでくれてました。


時には皆でイオンに何かのカードゲームを買いに行くと言う時には、6年生の子がその友達も連れて来てて6年生数人で息子を見てくれていた事もありました><


「おいYuu!テンションたけーぞ!!もう少し落ち着け!!線路や道路を渡るんだから、注意してないと危ないぞ!!みんなと一緒に仲良く楽しく行きたかったら自分の中でテンションを下げろ!」


と言う会話があった事は1年生終わり頃の息子から、あの時は〜と言う思い出話の中の一つとして聞いた事がありました。


少し遠くへ行く時は、わざわざ息子と一緒に来て行先を私に6年生から説明してくれたり、お金を持って駄菓子やに行く時もわざわざ息子と一緒に来てどこへ行くのでお金は100円だけ持たせてもらってもいいですか?とか、金額的な指摘もしてくれました。


息子に、お金は一度にたくさん持って駄菓子やに行ったらいけないから、お小遣いの相場は100円!!と息子に教えてくれたのもその6年生でした。


それ以降、細かい配慮や対応をしてもらいながら、楽しく楽しく毎日を過ごしていた息子です。


リタリンの服用が始まり、コンサータに切り替えた1年生の時。


落ち着きが出て来てからは、ある意味今までの落ち着きのない息子から落ち着きが出て来た息子をお前成長したなぁ!!と認めてくれ、色んな事の仲間にも入れてくれました。


皆でやった劇(お友達のお宅でみんなでダンボールで小道具を作り劇などもして親は皆で観に行きました!)や、使ったダンボールは次の資源ごみの日に皆で登校前にそのお友達の家の前に集合して、皆で捨てに行ったりとか。


地域であった教会のクリスマスパーティやハロウィンパーティにも連れて行ってくれたり。


協会である英語のパーティにも連れて行ってくれ、帰りが冬の真っ暗になった時には、その教会の英語の先生と一緒に息子を車に乗せて帰って来てくれたり。


本当に、色んな事をたくさん教えてくれました。


息子の色んな小学校生活のスタートが切れたのは、学校の担任の先生だけならず、そう言う周囲の環境がこれ以上はない!と言う状態だったのかも知れません。


そして、息子が4年生にもなって体操を始めた切欠も作ってくれたのはその遊びの中ででした。


鉄棒が苦手だった息子。


皆で遊んでいる中で、上級生しかできない技を目の前で見せつけられ、逆上がりすらできなかったのに、まずは逆上がりが出来るようになり、どんどんと色んな小学校で習う技を皆から教えられ、まぁばかが付くほど正直な息子でしたから、出来なくても頑張る、出来なくても努力する!と言う方向性は、皆が凄い!と褒めてくれるほどまで。


たまにそれって何の意味があるの?と思うような空気椅子をしたり、腕立て50回とか、腹筋50回とか言われても、同級生の1年生がそんなことやってらんないと抜けていく中で、息子はそれを家に帰って立てなくなるほどに疲れた事もありましたが、そう言う特訓?トレーニングを一緒に頑張る事によって、体も出来てきてもっと色んな事が出来るようになりたい!と、体操を始める事にもなったわけです。


その中でも大きかったのが、一緒に遊んでいた上級生らは本当に学年が皆バラバラで、上から順番にいると言う感じでした。


なので、皆が進級するたびにそれまで呼んでいた呼び名が変わって行きます。


始めは皆で呼び捨てで名前や名字を呼んでいたのですが、それが学年を変わると「くん付け」になってきたりして。


そう言うのも、上級生が一つ一つ教えてくれたようです。


まぁ実際は、親が思うように優しく言うわけではなく、


「お前さぁ6年生に向かって呼び捨てはないだろう!ちゃんとくん付けろ!!お前だって6年生になる時は皆からそう呼ばれるように下級生に指導しないといけないんだぞ!解ったか?これからはくん付けで呼べ!!」


と言うようなやり取りは自宅マンションの玄関前でなされていた事が1度あり、なるほどね〜フムフム。。。これも上下関係、相手の立場や自分の置かれている位置などを知るうえでも大事な事でもあり、これを子供同士でそう言うやり取りの中で覚えて行ける事ってありがたいなぁと思ったくらいです。


そして、その6年生が中学校に上がってからは、息子はその子の事を自宅ではいつもの●●くんと呼んでますが、外で会った時は●●さん!と呼んでます(笑)
今、高校生になったので!と言う事みたいです(笑)


そうこうしながら、1年生だった息子が6年生になる時が来ました。


実は昨日、5分?10分?だけ一緒に遊んだ下級生の子達から遊びに誘われた時に、「Yuu(名字で)Yuu(皆が名字で呼ぶ・・)一緒に遊ぼう!!」と言われたそうです。


息子は瞬間湯沸かし器みたいに頭に血が上ったそうで、


てめぇら〜!目上の上級生に対して呼び捨てで呼ぶなんてなんて口のきき方だ!


と、一喝したそうです。


それを聞いた時に家ではお笑いしました><


が、それでも中身は今までと変わらない息子なので、その下級生達と棒を持って遊んでいたのは私の目で観ました!!


なので、家では、そう言う自分が6年生になると言う事を下級生に誇示して呼び方の事を言うのであればそれは構わない(言い方は大いに問題ありですが!)。


でも、その後の行動が伴っていない。


6年生になるから呼び方を変えろじゃなくって、棒を持って遊んでいる子達に対して、危ないから棒で遊ぶのはやめろ!とか、振り回すと危ないじゃないか!とか言うのが真の6年生だと思うんだけど!!


と言うと、あっ!と自分の言動を振り返り、次からは口だけではなく行動も伴うようにします!と、やけに小さくなって言ってました。


でも、それでも息子が下級生達にそう言った後も、下級生らからなんだよ〜!ばーかばーかと言われたそうで(笑)


私的には、本格的な上下関係が始まるのは中学生からだと思ってます。


が、その上下関係の意味や色んな事を知る一歩が小学校高学年だとも思っています。


でないと、中学生に睨まれると怖いよ〜??いやマジで・・・


男子は大人ほどの背丈にもなっているし、腕力だってなんだって小学生には叶わない。


まだそれを知らない低学年の子らにただ一喝するよりも、穏やかに説明して話をしてあげた方がいいと思うんだけどね。


それにその子達がもし今後のYuuを認めてくれたら、自ずと息子が望むくん付けで呼んでくれるかもしれないし。


発達障害児が苦手な対人関係の中には同級生同士の関係もあれば異学年での関係もあります。


そう言う事はどちらも大事な事であり、今はまだ下級生に対して一喝する事しかできなかった息子ですが、息子自身も自分が1年生の時、下級生だった時に上級生から教えてもらった事を思い出しながら、色々と覚えていってもらいたいと思っています。


そしてその今は高校生になった子ほどの6年生にはなれなくとも、今よりは少しはましな6年生になれたらいいな。。と母は願っています。


いい経験をたくさんしてるんだから!


自分の物にしない手はないよ^^