言語編


息子は、「対話」「会話」「説明」と言う分野において、いまだに稚拙な部分があります。


それでもお友達と接するにあたりどうにか関係が保たれているのは、相手が「察してくれる」と言う部分も多々あろうかと思っています。


が、相手がそこまで「察してくれない」相手であれば、当然嫌みの一つでも言われ、息子はムーっとむくれてそう言うケースであれば当然関係がうまくいくわけはありません。


日々の練習の一つとして、「説明をする」と言うのがあり、それは4歳の妹に対して、親である私に対して、何かにつけて相手が分かりやすいように「説明」をしてごらん?と言うのがあります。


例えば特別な事ではありませんが、最近息子がはまっているクラリネットに関しても、私が出せない音が息子は出せます。


どう言う風にすれば出る?と聞き、その時に息子に説明をさせます。


ホールをしっかりと押さえて、息をマウスピースからベルに向かって下向きに吐く。


そして、口の形はある意味固定にして、形を変えない。


姿勢も正しい姿勢でフラフラしない。。。

これが息子の今の説明です。


そして、最近はまっている事のもう一つに「お料理」があります。


私はお料理に関しても、味付け方法や、色んな事を詳しく聞きます。


スクランブルエッグ一つにしても、「これとっても美味しいけど、何を使ってどうやって作ったの?」と聞くと、「卵をね、電気ミキサー(ハンドミキサー)でしっかりと混ぜるの、そしてまずはそこで味付けると思うでしょう?それをしないの。まずは先に炒めるの。炒める時は普通のサラダオイルではなくて、ごま油を使うの。ごま油って塩やしょうゆと相性がいいじゃん?だから、味付けは卵が半分くらい炒めて少し火が通った所で塩を上からパラパラと降り掛けて小さじ1杯くらいのしょうゆを上から卵に均等にかかるようにするの」と説明してくれます。


また、最近4歳の娘が3DSを使って兄と一緒にモンハンをするようになりました。


もちろんまだ文字も読めません。


ですが、動かす事にかけては兄と対等くらいに動かす事が出来ます。


その時に、一緒にやると言う事は、パーティを組んでやるわけですから、片方が自分勝手な事をやっていてはうまく協力して敵を倒す事は出来ません。


そこで、いかに妹に分かりやすく説明し、一緒に協力が出来るか。。が日々の課題です。


娘は、集合場所に到着するのが早い。


兄よりもさくっと立ちあげて、いつものオンライン上の集合場所に行きます。


が、行っても兄はまだ到着していない。


娘は「いないよ〜誰もいない。。誰もいないよ〜兄ちゃんどこにいるの?」と毎回聞きます。


それに対して息子は「今立ちあげてて戦闘に行ける準備をしてから行くから少し待っててくれる?姫ちゃんが10までを3回数えたら到着するから、待っててね」と言います。


すると、娘は「3回も〜??」と言いつつ、何故か最近は覚えたての「ワン ツー スリー フォー・・・」と10までを3回数えます。


それで息子がまだ間に合わない時は、「姫ちゃん上手〜今度は普通に日本語で1〜10までを数えてごらん?」と言い、そうこうしている間に息子が到着します。


まだ色んな事が分からない娘に対して、そして大人である私に対して、色々と説明の仕方を変えながら、練習をしています。


当然それは勉強中にしてもそう。


算数、国語、理科、社会、全ての教科において、説明を求めます。


息子の学校での友達の一人に、「早く俺に追いついて来い!」と言ってくれる友達がいます。


その友達から課せられた息子の課題は、「自分だけが理解するではなく、人に分かりやすく教えられるようにならないと、本当の意味で理解しているとは言えないから、人に教えられるようになれ!」と言ってくれる子がいます。


それをさすが頭のいい子だなぁと思いつつ、息子と一緒に机を並べている私ですので、息子が宿題が終わった!と言う時には、これってどうやってやるの?と聞いたりしながら、説明を求めます。


筋道を立ててきちんと説明出来るようになる事は、日々の会話の中でも自然に取り入れられるようになってくれればいいなぁ。。と言う期待を込めて。


何も特別な事ではありませんが、日々の一つ一つを取り入れながら、習慣付ける。


これは息子にとっても息子と接する誰かに対しても、その関係を良好に保つ為の必要な事です。


自分がやりたい事をやってて横から別な事を言われ怒るではなく、今これがやりたくてやってるんだけど、あとどれくらい経ったら終わるから待っててとか、今の状況を説明したり、自分がやっている事と相手が望んでいる事を自分の中で考えて、譲れるのか譲れないのか、折り合いを付ける事は、気持ちの整理の上でも大事な事です。


昨日は、CSでワンピースの最終回をやっていたそうです。


その時に娘が「トムとジェリーがみたいけど変えていい?」と言って来たそうです。


その時に息子は「もういい!また次の最終回の時まで待つから!!フン!!」と怒ってトムとジェリーに変えてあげました。


譲れる事はとても良い事ではありますが、テレビの最終回と言うのは次にある時はまた長い長い日を待たなくてはなりません。


そこで、説明の必要性、終わる時間などの見通しを妹に伝える事によって娘が見たいものはテレビではなくDVDなので、時間の早急さは必要ありませんし、そう言う事をお互いに話す事の大事さ、そこでお互いに納得が出来たらスムーズな対人関係が築ける。。と言う事にも繋がると言う事を息子と毎日話しをしています。


今日は、やはりポケモンの劇場版のテレビを見ていた息子。


そこにまたもやトムとジェリーと言って来た娘。


今日は、別番組でアンパンマンの劇場版スペシャルをやっていた事もあり、お互いに話をして納得の上、2人でアンパンマンの劇場版を見始めました。


口頭での言い争いをするのか、どちらかの片方が怒りながら譲って嫌な気持ちを引きずるのか、話しをした上でお互いが譲れるものを選択するのか、これからの学校生活でもとても大事な事です^^


面倒くさがらずに説明をし、お互いに納得する、兄妹の関係だけに有効ではなく、誰と一緒にいても必要な事ですね。