映画鑑賞。。フォレストガンプ。

昨夜は、パパから息子へ「ぜひ、お前に以前から観てもらいたかった映画があるんだけど、夜は一緒に観ない?」とのお誘いで、DVDを観ました。
それは、フォレストガンプ(一期一会)です。


主人公は、脳性麻痺?なのか?知能指数の低い子で、普通の小学校も断られるような子で、背骨も曲がっていて足に矯正器具を付けている子。
その子が大人になって成功を収めるまでのお話です。


息子は最初から最後まで無言で観入ってました。
終わった時、パパが息子に感想を聞きました。


息子の言葉は、パパの予想をはるかに超えるものでした。


息子:「このガンプは、きっと障害だと思われてたんだろうけど、パパもそう思って僕に見せたんだろうけど、この人は障害ではないね。」


パパ:「何故そう思うの?」


息子:「障害ってさ、確かに他の人とかより出来ない事とか、生まれ持って頭が良くないとか、色々あるんだろうけれど、もともと自分がやろうとしても出来ない事があって困ってるからそれが障害と言われるんだと思うんだ。この主人公は確かに他の人とは違う事をやったり、多くの人からは変な目で見られたりしたけど、困ってないから障害ではないとは思う。」


パパ:「そ、そうなのか?」


息子:「僕もADHDと言う発達障害があるけれど、僕は自分の事を障害があるとは思ってないんだ。確かにADHDだよ。でも、僕はお薬のおかげで、お薬を飲むと何も困らないんだ。学校でも困るような事は何もないよ。お友達とのけんかとかは、他の子達でも普通にあるしね。だから、僕は自分はお医者さんからはADHDと言う発達障害と言われたかもしれないけど、僕自身は自分の事を何かで困っている障害があるとは全く思ってないの。障害のない普通の子だと思っているよ。」


息子:「だってさ、パパだって眼鏡をかけてるじゃん?パパは眼鏡がないと何もできないって言うじゃない。それって、眼鏡がなかったらパパも障害になっちゃうでしょう?何も出来なくて困るんだから。でも、眼鏡があったら何も困らないから障害とは言えないじゃん。そう言う事だと思う。障害と障害じゃないという事は、なんだっけ。。あれだよあれ。。紙一重?だよ。」


パパ:「そうだね。。。」


パパ。。私の方を見て、目配せしながら何か言いたげ。。。


この映画の中で、主人公が母親の言い方が何かを比喩する場合も、とても分かりやすかったり、学校でいじめられてもたった一人でも理解者がいた事や、その後に進んだ得意な走ると言う事を生かしてアメフトで大学まで行けた事、その後に入った軍隊では、支持が明瞭であった為に、それをしていれば何も問題はない優等生であった事、戦友とした約束は必ず守る事、その結果が億万長者になって成功した事など、色々とお話としてはサクセスストーリーではあるのですが、その成功を得る為の色んな事が本当に分かり易かったです。


パパとしては、障害を持っていてもそれに引きずられる事なく、まっすぐに前を見て行こう!と言う事を伝えたかったようでしたが、息子にどんでん返しをくらい、サクセスストーリーと言うよりは、障害と言う部分にスポットを当ててしまったパパの思惑は見事に崩れてしまいました(苦笑)


でも、そう言う息子の思い。。パパにきちんと伝わればいいなと思いますし、伝わってほしいとも思います。


息子が障害であるか障害でないかと言う部分はおいといたとしても、周囲がこの子は障害だから!というレッテルを貼る必要は何もなく、息子がそう感じて生きているという事の方を大事にしたいと思ったりもしました。


でも、何か困った事があったら。。。きちんと伝えてもらえるような環境も作りたいとも思いましたし。


息子がパパに伝えた眼鏡の話は、以前、友人であるノンママさんが息子さんのノン君に障害についてお話をされた時に使われてた眼鏡のお話。。を息子にも使った事があり、それを覚えていたようでした。


昨夜は、息子の一本勝ち!と言う事でしょうか。


今朝も今週最後の金曜日。
今まで毎朝自分で用意していた朝食ですが、昨日のうちにパパが菓子パンや色々と用意してくれたおかげで、今日はいつもよりも美味しい朝食を食べて元気に登校して行きました^^


私はこの映画の主人公も力強い人生を生きたと思いますが、いやいや我が息子も負けてはいないな。。と思った昨夜でした^^