発達するんだよね!

今朝は朝早くから賑やかです。
まだ空が暗いうちから起きて来て、と言うか私も息子に起こされました。
起きた瞬間。。息子の口から出た言葉は。


「発達するんだよね」


へ?意味分かんないんだけど?と言うと、「ADHD発達障害も発達して成長するんだよね」と言って来ました。
朝から一体何やねん?と思いつつ、こう言う話題はあまり避けて通りたくないので、朝から面倒でしたが向き合ってみました。


「確かに発達障害も発達もすれば成長もするんだよ。でもね、それは何もせずにいて自然に発達や成長するのではなく、それなりの頑張りがあってからじゃないかなって思うよ。人には成長期と言うのがあって、姫が日南に来て一気に言葉が増えたでしょ?ちょうどタイミングも良かったんだろうけど、そう言う意味で、発達障害も色んな意味でタイミングとかも重なって成長も発達もするんだと思うよ」


昨日の息子的な努力は、今までになかったくらいに丁寧に文字を書いた事だったそうです。
担任の先生は転校して以来、丁寧に息子の宅習ノートを見てコメントを書いてくれたり、色んな場面で本当に丁寧に指導をして頂いております。


今回もきっと最後の最後まで丁寧に指導して下さるものと思っていますが、この日南での2カ月間は息子にとっても大きな自信に繋がりつつあるようです。
まぁ思いがけずに言葉の壁が大きく、そう言う意味の言葉の面では「配慮」を頂きましたし、転校生と言う部分ではきっと先生も周囲のお子さんよりも気にかけて下さったんだと思います。


でも、その中には「発達障害だから」とか、「ADHDだから」とかと言う事においての配慮と言うのは何もなくって伝えてないので知らないのは当たり前なのですが、もし何か大事になるような問題でもあれば、学校には伝える必要があるのかな?とも思ってこの2カ月間来ました。


なので、ある意味息子にとっての発達障害児としての配慮が何もない生活は、とても自由ででも責任感も必要で、締めつけられる目も手も何もなかった事が、一番のうれしい良い経験だったそうです。
と言うのも、一人の個人として見て頂き、個々に必要な配慮は受けてます。
それは今回は転校生であって言葉の壁があると言う事でした。


それ以外は、ごくごく周囲となんら変わりがない事ばかり。
先生の「Yuu!色々と分からない事があったら回りに聞きながら覚えるように!回りもYuuが分からない事はちゃんと教えてやらんといかんよ〜」と言う指導のおかげで、息子は周囲との接点も出来たし、周囲も受け入れ体制が出来てくれましたし。


ADHDだからという壁もなく、発達障害児だからというある種の負い目もなく、そして良かったのが本当の意味で良かったのが、お勉強も出来過ぎるわけでもなく、適度に忘れ物をして先生に叱られたりもしていたので、周囲の目は「何でも出来る都会から来た転校生」ではなく、「出来る事は色んな事が出来る転校生だけど、忘れ物もするし、先生にも叱られるし、俺達と一緒やね〜」と周囲が思ってくれた事かな。


そう言う意味では、回りと同じように扱ってもらった事が息子にとっては一番うれしかったみたいです。
今までは色んな意味で、親も先生も過敏な所もあったりして、うまく先生ともコミュニケーションが取れなかったり、先生が丁寧に指導してくれる中で、本当に過敏な発達障害に対する先生の戸惑いや迷いや、色んなものがあり、それが息子に対して過剰なフォローだったりもしたので。


今後、神奈川に帰ってからは、一応お薬は飲んでいるので宿泊学習等の事も考え、先生にはADHDの事を軽くお伝えし、症状軽減の為にお薬を日々飲んでいるが、夜は効果は切れる事、自分でお薬の管理は出来るので、翌朝は自分で飲ませてもらっていい事、などなどをお伝えしようかと思っています。


たった2カ月の生活でしたが、私にとっても大きな意味を持ち、息子にとっても大きな意味のあった2カ月間でした。
まぁ帰るのが早すぎるのは仕方ないです。
これ以上の不必要な家族内での摩擦の中に、子供達を巻き込みたくもないので。


来週の夜空はご機嫌はどうかなぁ。
やっぱり梅雨が完全に明けきらないから、なかなか綺麗な夜空は見れないかな。